「ナニ?」

私の視線に、ジュヨンさんが不思議がる。


「ふふっ」

笑ってごまかす。



「――……――、――……――…カムサハムニダ」


突然、真面目な顔でジュヨンさんが言った。



カムサハムニダ……。

ありがとう?
それは、私が言う言葉じゃ――?



「あの……」

言いかけた時。



「ジュヨン」


と、名前を呼ぶ声が。



あ――。

白のワンピース……。


ジナさんだった。