その涙も俺のもの

あーあ。


せっかくの時間が。



いお君とこうやってゆっくり話しながら、


一緒にいれる時間は、今では登校中だけ。



私が一番好きな時間だったのになぁ…




トボトボ歩いていると誰かに肩を叩かれた。



「いお君っ?!」


私は振り向く。