「何?」 「お前さ行ったんだろ? 春馬の家に!」 「だから?」 「だからじゃねぇよ」 って拳を握りものを殴る。 "ガッシャン"って音と同時に "ヒャ"って叫ぶ彩乃。 「ものにあたんなよ! なんで春馬の家に行ったらいけないの?なに?あの日のことまだ引きずってる?」 「はあ?」 話にならない。 ホント変わらない。 すぐにカッとなるとこ 気に食わないと物にあたり 周りの空気をぶち壊す。 その子供な態度にイラッとした。