"カツカツカツ"鳴り響くヒールの音。 駅までの道を歩く。 夕日を久しぶりにみたな… 空を見上げた。 ―…ねぇ春馬? あなたがこの世を去って もぅ4年経つよ。 春馬の家に久しぶりに行ったよ。 何も変わってなかった。 変わったのは私達だったんだ 「あれ?由里?」 って歩み寄ってくる冬馬。 「あ、冬馬!」 「お前反対方向やろ?」 「あ、ツレの家にね。暇人なんでしょ?家まで送れ!」 「はあ?何様や?」 「あはは(笑)」 ってたわいもない話をしながらバイクに乗る。