「あーすいません。 僕ぼーっとしてて…」 「いえ、私が前を見て歩いてなかったから…」 同い年………? にしては大人っぽいような。 でも制服を着ている。 「あの、どこか悪いんですか?」 なんて失礼なんだと、 聞いてから思った。 「……私の身体、欠陥品なんです」 綺麗な女の子は どこか悲しげに見えた。