遠くで聞こえる鐘の音。

神様が俺達を祝福しているかのように、高らかに鐘が鳴る。





「ふふ、なんだか神様がおめでとうって言ってくれてるみたいだね。」




と、君は幸せそうに笑う。






でも…ね??





高宮。
俺は神様にじゃなく、君に誓うよ。



目の前にいる君に、誓うよ。







俺の愛と
俺の恋の全ては
全部、全部、
君に、捧げます。







死が二人を別(わか)つまで、俺は君を想い続ける。






そして伝え続けるよ。





「好きだよ、高宮。
あいしてる…。」





君の耳元で、ずっとずっと。