君を想うとⅢ~True love~




そう思っていたから……


「おにいさん、イチゴシェイクください。」


あのクソガキが俺の目の前に現れた時には驚いた。





「え…???シン…、この子オマエの親戚か??」





アイツを見て驚いたのは俺だけじゃない。

隣にいたレオまでもが、目を白黒させて驚いてた。






驚くのも無理はない。





目の前にいる、このクソガキは恐ろしいほど、俺によく似ていた。


姿形も、目鼻立ちも、何もかも、
目の前にいるこのガキは、子どもの頃の俺にそっくりだった。





そして…




「仁~。買うもん決まったか~??」




クソガキの後ろから。
だるそうに歩いてくる男の影に、俺はもっとビックリした。