『高宮、知ってた?
俺、あの時からずっと君のコトが好きだったんだよ?』
そう言ったら…
キミはどんな顔して俺をみてくれるのかな。
驚く?
嫌がる?
それとも喜んでくれる?
ふふっ。
楽しみだなぁ、その日が来るのが。
あの日から。
俺はいつか来るであろう再会の日を楽しみに毎日を過ごすようになっていた。
君のぬくもりや
君の声や
君のしぐさを思い出す度
胸の奥が、ひどく痛く痛むけれど。
君をまた会える日を想うだけで、俺はとても幸せだった。
ねぇ、高宮?
俺は情けないことに大分カッコ悪い男になってしまったみたいだよ。
君を好きだと
君を愛していると想うだけで、俺は幸せな気持ちになれる。
そう…
君を想うだけで。



