あのオンナ、どこまで俺を振り回したら気が済むんだ!!



おかげで、渡す予定のなかった、あんな女々しい手紙まで渡すハメになってしまったじゃないか!!




くそう…。
恨むぞ、高宮。
こんな傷心のまま、日本になんて帰れない。





藤堂の隣で笑う高宮を想像すると胸が痛むし
高宮の隣で笑う藤堂を考えただけで、殺意を覚える。





高宮への手紙にはあんな偉そうなこと書いたけど…




俺は独占欲の強いタイプの男だから、
アイツの幸せを今すぐ応援できるほどオトナな男なんかじゃないんだよ。



だってそうだろう?
出来ることならば、俺がこの手で幸せにしたかった。
そう…、願ってたんだから。






悔しいけれど、
むかつくけれど!!




久しぶりに夢中になった女(グラグラ爆弾オンナ・高宮伊織)をそんなに簡単に忘れられるワケがない。




こんなにこっぴどく振られてしまっても…、だ!!!