青くて高い空と、さわやかな風。 波間に漂う、白い鳥。 キレイで さわやかで 透明な空気感の流れる この小さな一室。 「おめでとう、理央。」 「ありがとう、伊織。」 最強で 最高の親友、一ノ瀬理央。 あ…、もう藤堂理央か。 なかなかホンキの恋をしなくって、親友としては心配になった日もあったけど……。 こうして幸せそうに微笑む理央を見てると、なんだかほっとして、心が和む。