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「わぁ…、理央キレイ……。」
「りおちゃんママ、おひめさまみた~い!!」
ナゾの屋台事件から時間もたって、翌日の結婚式。
私と仁が花嫁の控え室に入ると……
真っ白のドレスに身を包んだ理央がチョコンと上品に座っていた。
純白のプリンセスラインのウェディングドレスを着た理央はお姫様のようにきれいで、可愛くて。
こんな姿を見たら、しゅーちゃんは絶対に惚れ直すんだろうなぁ…なんて、単純な私は思っていた。
「りおちゃんママ、きれーい!!」
理央の足元でワンコのようにクルクルと表情を変える、仁。
そんな彼をみて理央は“ありがとう”と幸せそうに微笑む。
窓の外には、快晴の空。
さわやかな風に、まぶしい光。
うん。
今日は絶好の結婚式日和だ。



