でも、そうこうしてるうちに伊織の妊娠が発覚。



だから私は、日本に残ろうと決めた。




あ。
誤解しないでね?
センパイを諦めたわけじゃないのよ?




今でもセンパイには猛アタック中!!




ま…残念ながら未だに体の関係にはいたってないけど、シスコに行ったらブーブー言いながらも泊めてくれるし。
先輩の家には“一ノ瀬の部屋”っていうナゾのゲストルームも完備されているしさ?
未だに彼女はいないし、好きな女もいないみたいだし。



ココが攻め時だと思って、ちゃ~んと日々頑張ってます♪





でも…さぁ??




自分でもバカだな~と思うんだけど、ココで伊織を見捨てたら私は一生自分を許せないだろうなぁって思ったんだよねぇ。



センパイとうまくいったとしても、伊織の犠牲の上に立った幸せなら、そんな幸せ、あたしはいらない。





伊織も仁もセンパイも
みんな幸せにしてやろうじゃないのよ、この一ノ瀬理央サマが!!!




みんな幸せじゃなきゃ意味がない。
伊織がまた部長さんとめぐり合えるその日まで。



あたしは彼女を支え続けようと心に決めたんだ――……。