そう言って祐吾にビールとジンライムのおかわりを要求すると、センパイは隣でフッと優しく笑って。
少し嬉しそうな顔を見せて



「ありがと…、一ノ瀬。」



あたしの頭をポンと叩いた。









センパイ。
センパイがどんなに伊織を好きでもかまわない。


センパイになら何をされても、何を言われても構わないの。





あなたが側にいてもいなくても
あたしはあなたを好きなこと、やめやしないわ。









鳴かぬなら

【追いかけるわよ、ホトドギス】