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【アリストコート901号室】





幸田先生が去って…、リビングに一人取り残された、私。



大きな窓から見える、代官山の夜景と喧騒。



それらをBGMにして、私はそっと封筒の奥に隠れた便箋を手に取った。




高級そうな紙につづられた、桐谷慎からの初めての手紙。



便箋の中には…


こんな風な文面で、



文字がつづられていた――……。