「大丈夫。コレにはきっとワケがある。
こんな風になった理由がそこには書かれているハズだろ??」




幸田先生は私の肩をポンと叩く。




「俺…少し隣の部屋に行ってるから。
読み終わったら声かけて。」




そう言って、立ち上がると。
リビングの電気をつけて、幸田先生は寝室へと姿を消した。







そして……







私は勇気をふりしぼって、封筒の封を切った――……。