君を想うとⅢ~True love~




人間天使のイブと人間戦車の私。




戦車の力をなめんじゃないわよー!!





心の中でギャオーと吠えていると。


私の表情を見て、幸田先生がクスクス笑う。





「あははは!!ホントにタフだねぇ、高宮さん。
よし、俺も出来る限り手伝うよ。」


「お願いします!
とりあえず今はハイスピードで車を進めてください!!」


「了解しました。」







窓の外に流れる、都会の風景。




忙しそうに歩く人達、
無表情で歩く帰り道のサラリーマン。

短絡的な楽しみに身を置く若者に
人生につかれきってる、年功者。





ありふれた毎日
ありふれた日常に
ありふれた人生。




だけど……
その一人一人の人生に、驚くような事件があって、忘れられない恋があるんだ。