・小さな男の子
・かばう
・道路に飛び出す
浮き上がってきたキィワードに体中が一気に凍る。
「それって……」
「そう。気づいた??
イブちゃんはね。
高宮さんが取ったのと全く同じ行動で…、命を落としたんだよ。」
――ウソ…でしょ!?
その言葉を聞いて、手足はどんどん冷たくなって、無意識のうちに指が震える。
今の今まで忘れてた、イブの死因。
単純な私は目の前のコトをこなすことで精一杯で、彼女のことなんて気にも留めていなかったけれど……。
また…だ。
また私と彼女が線で繋がる。
私と桐谷慎の分岐点に必ず現れる、早坂伊吹(ハヤサカ イブキ)という女の子。
こんな思いもしないところで…
私と彼女が深く繋がる。



