あ。今…… この人、軽くヒドイコト言ったよね…!? 幸田先生のイヤミにこめかみがピクピク動く。 「もうっ!!イヤミはいいから早く出発してください!!」 怒りに身を任せてギロッと睨むと 「うわっ、こわっ。 うーん……、同じメに合っても 軽い打撲と骨折で済んでるんだもんなぁ…。」 え……?? なんだか意味深な言葉を吐き出すと。 幸田先生はフゥっと息を吐いて 「じゃ……行きますか。」 私の車椅子を押し始めた。