えっ!!??
じゃぁ……!!!!



期待に胸を膨らませて
先生を見つめると



「責任は俺が持つ。
行こう、アリストコートに。」




そう言って。
先生は車のキーをチャラチャラと目の前で揺らして見せる。





「あ、ありがとう!!
ありがとうございます、先生!!」





よかった……
一時はどうなることかと思ったけれど…



桐谷慎。
あなたとの絆は首の皮、一枚で繋がったみたいだ。






ホッと安心して息を吐くと

「いったぁ……」

相変わらず襲い掛かる、胸の激痛。





そんな私を見てクスっと笑うと


「安心するのはまだ早いよ。
痛いのはココからだからね。」


幸田先生は桐谷慎バリの悪魔で天使な笑顔を振りまいた。