君を想うとⅢ~True love~



な、な、な、なんでコイツが!!??




ふてぶてしく、俺の隣で缶コーヒーを飲む一ノ瀬に、ワタワタして挙動不審な行動を取る俺。




そんな俺を見て


「あのねぇ。前から思ってたけど、焦ったときにワタワタ挙動不審になるの、最高にカッコ悪いわよ??」


ハァーと盛大にため息を吐いて、完全に呆れた表情を見せる、このドSオンナ!!





――くぅー!!むかつく!!




バンッと膝を叩いて



「うるさいな!!余計なお世話だ!!」



ギロッとアイツをにらむと、一ノ瀬はフッと笑ってこう言った。






「ふふっ。そんだけ怒れる元気があるなら大丈夫ね。」