な、な、な、なんでコイツが!!??
ふてぶてしく、俺の隣で缶コーヒーを飲む一ノ瀬に、ワタワタして挙動不審な行動を取る俺。
そんな俺を見て
「あのねぇ。前から思ってたけど、焦ったときにワタワタ挙動不審になるの、最高にカッコ悪いわよ??」
ハァーと盛大にため息を吐いて、完全に呆れた表情を見せる、このドSオンナ!!
――くぅー!!むかつく!!
バンッと膝を叩いて
「うるさいな!!余計なお世話だ!!」
ギロッとアイツをにらむと、一ノ瀬はフッと笑ってこう言った。
「ふふっ。そんだけ怒れる元気があるなら大丈夫ね。」



