しんちゃんはにっこり笑うと
「おねぇちゃんもいっしょにあそぼ??」
と私を遊びに誘ってくれた。
「え…でも……。」
見ず知らずのオンナが遊んでもいいんだろうか……。
伺うようにお母さんの顔をちらりと見ると
「もしよかったら遊んでやってください。
しん、あなたのこと気に入ってしまったみたいですから。」
そう言って、お母さんはにっこりと微笑んだ。
その言葉を聞いて安心した私は、手に持っていたフラペチーノをベンチに置いて
「うん。じゃぁ一緒に遊んでくれる??しんちゃん。」
と訊ねるとしんちゃんはにっこり笑って
「うん。あそぼうー!!」
私の手をキュっと握った。



