あたしはどんなコトがあってもちゃんと一人で立ち上がれる、強いオンナ。
人並みに嫉妬もすれば、女臭いドロドロしてる部分もあるけれど…
あたしは親友の幸せを願えない様な器の小さいオンナじゃないつもり。
伊織は大切。
でもセンパイも好き。
なんかこのシチュエーションってお昼のメロドラマみたいな展開で、正直笑えないけどさ?
それでもあたしは後ろ向きに生きていきたくはないワケですよ。
センパイも伊織も大事。
だけどこの関係を壊したくない。
あぁ、どうしよう……。
そうだ!!あたしが我慢さえすれば……
…っていうつまんない生き方してた私には、もう戻りたくない。
あたしはあたし。
人がどう言おうが、思ったままに自由に生きて、自由に恋して、自由に行動して生きていきたい。
自分の心にウソをついて、後悔の残る生き方はしたくない。
うん。
あたし一ノ瀬理央は自由で強くて、ちょっとカッコ悪いオンナ。
あたしは自分で立ち上がれる強いオンナだ。
だから何回センパイに泣かされたって、あたしの気が済むまではセンパイのコト諦めてなんてやらない。
だって…信じてるんだもん。
センパイが人生の中で一番大好きなオンナは…
きっと高宮伊織。
だけど……
センパイを幸せにしてあげられるのはこのあたし、一ノ瀬理央……でしょ?