「秀人。人間はいい所と同じくらいイヤなところがある生きモンだと俺は思う。」
「当たり前だろ?
イイトコばっかじゃ、人類みんな神様になっちまう。」
ハハッと祐吾を笑い飛ばすと
「そうだ。人間は醜い所と同じくらい美しい所がある。どんな聖人君子にも…な。
……だから知りたいと思わないか??」
視線を外さず
まっすぐに俺を見据えて
祐吾が俺に問いかける。
「はあ?意味わかんねーよ。」
そんなナゾナゾみたいなこと言われても、ドンカンな俺は気づけやしねぇ。
ハッキリ言ってくんなきゃわかんねーよ!!
ブスッとしながら答えると
「お前…ちょっとは考える努力をしろよ。」
祐吾はハァ~と盛大にため息を吐きだす。
「ムリ。
考えても祐吾の言いたいコトなんてわかんねぇし、当てられねぇもん。」
「は?なんでだよ。」
「だって俺、エスパーじゃねぇもん。」
「…はあっ!!!???」
「俺はエスパーじゃねぇから、他人の気持ちを察するコトは出来ても読み取るコトはできねぇよ。」



