「キャっ…。」
突然の行動に驚いて思わず悲鳴をあげると
「大げさだなぁ。」
桐谷慎が優しい目をして笑う。
グルンと回されて桐谷慎と真向かいで座らされる形になった、私。
桐谷慎のやたらとキレイな顔が近くにあって、それだけでドキドキしていると
「ほら、高宮。」
桐谷慎は私の右手を優しく掴んで…ズボン越しに彼のムスコさんの所にピトッと。
ピトッと手を合わせさせた。
「う、ウギャー!!!!
何してくれんのよ、アンタっ!!!!!」
桐谷慎の行動にびっくりして、かわいくないセリフを吐きながらパッと手を放すと
「俺の、熱かったでしょ?」
どエロ魔神は悪びれもせずにニッコリ笑う。
「は、はぁっ?」
「俺の、熱かったでしょ??
そうさせてるのは…高宮だよ?」
そう言って。
桐谷慎はもう一度私の手を彼の大事な所にそっと誘導させる。
「高宮、俺のカラダは素直だよ。
お前が欲しいって叫んでる。お前とドロドロに溶け合いたいって言ってる。」
「……っ!!」
「高宮、難しく考えなくていい。お前はどうなの?どうしたいの??」



