彼の骨ばった指が私の体を優しくなぞる。
「ほら、高宮。カラダは正直だね。
高宮のココはこんなに俺を欲しがってる。」
「んん～っ…!!!!!」
彼がショーツの上から敏感な所を弾いた瞬間。
私の奥からドッと何かがあふれだす。
イヤ…!!!
何、コレ…!!
今まで感じたコトのない強い快感に戸惑っていると
「ちゃんと俺に本気を見せてくれれば、もっと気持ちよくしてあげるよ？高宮。」
悪魔なアイツは優しく微笑む。
もっと気持ちよくなりたい。
彼をもっと感じてみたい。
でも…恥ずかしくて。
恥ずかしくて彼を素直に求められずにいると
「高宮の唇は…嘘つきだね。」
桐谷慎が呆れたように微笑む。
「え…っ？？」
「カラダはこんなに俺を求めてるのに、高宮は理性で必死に淫らな自分を止めようとしてる。」
「……。」
「全く。
快感を求めるのは人間の本能だよ。深く考える必要なんてないのに…マジメな高宮は考えちゃうんだねぇ。」
そう言って。
桐谷慎は私の首すじにチュッと触れるだけのキスをすると、私の体をグルンと回した。
