大事な所に触ってくれない彼の愛撫がもどかしい。



焦らされて、待たされて、もう頭の中がどうにかなりそうなくらいにもどかしい。





「上だけでいいの?
お前のカラダはそれで満足??そんなんじゃ俺に本気は伝わらないよ??」


「ん…っあぁぁっ!!」





桐谷慎のしなやかな指先が私の2つの頂をコロコロと転がす。

彼がソレを摘まんだり転がしたりする度に、お腹の奥がズクズク痛む。






私のはしたない下半身は彼が欲しいと激しくせがむ。



ジュクジュクになったソレを触って欲しくて、もっと彼を感じたくて、私の中に残ったわずかな理性を無理やり壊そうとしている。








「桐谷慎…おねがい…っ!!」

「なに?お願いだけじゃわかんない。」


「お願い、ちゃんと触って…っ!!」







わずかな理性を残しながらせがんだおねだりは…





「だーめ。それじゃ、ただヤりたいだけに聞こえるよ?
そんな誘いじゃ、俺はヤる気に全くなれない。」







悪魔な彼に一刀両断に粉砕されてしまったのだった。