私は勢いよく階段をかけ降りる。 「ちょっとなんで起こしてくれなかったの?!」 リビングのドアを強く開いて私はいった。 しかし、返答はあるハズもなく----… 「あぁ、そうか」 私は乱れた髪を手でまとめた。 テーブルの上にサランラップのかかった料理が置かれていた。 時間は遅れているというのに 私はスローモーションで着替えを進める。