制服に着替え、再度リビングへ。
丁度朝食が出来たようだ。


「…!
もう着替え終わったのか!?」
「終わった」


今の兄貴に効果音を付けると間違いなく『ガーン』という音だろう。


「…朝御飯、出来たから食べよう」

一気に暗くなった。
よくある事なので気にしない。

「いただきます」

兄貴と二人での朝食。
これもいつもの事。

あ、両親生きてはいるぞ。
仕事で早朝から深夜までいないだけで。