「うわ、やっぱ悟はええ子やよな」 「うん! 可愛いし、ときどきドキッとする」 とマリアも微笑む。 「ウフ、マリアのことほんまに好きなんやってわかるから、たまにこっちまで胸がキュンってするし」 「あはは、そのくせ上から物言うしな。ウチらのこと"お前”呼ばわりするし。ほんまガキやねん悟」 悟の話をするときのマリアはいつにも増して輝いて見える。 (なぁマリア、ほんまやねんで。 ほんまに胸がキュンってして、私困る…) マリアの綺麗な笑顔を見ながら、心の中で藍はそう呟いた。