「「えー、付き合ってんの?」」 「いやいや、ちゃんと彼氏がおるって言うたってば」 マリアが大慌てで否定した。 「でな、お友達から始めましょうってことで、一緒に遊びに行ってん」 「は? 何で始めなあかんのよ。 そんなんほぼ二股やし」 「いや、他の人やったらもっとはっきり断るねんけど、その人バイトのリーダー格でスゴイ優しい人やねん」 「カッコいいん?」 「ううん全然。大学生やねんけど、でっかくっていつも笑ってて熊さんみたい」 「く、熊さん?」