戸棚にコンドームを仕舞いながら、レイコさんがさらっと訊いた。 「藍はいらんの? コレ」 「えっ」 「彼氏おらんのかな?」 「ああ…おらんおらん。ていうか一生出来へんかも」 ケラケラと藍は笑った。 熱冷ましのシートの袋を開けながら、レイコさんが優しく微笑む。 「好きな男の子はいたりするん?」 「ううん」 首を横に振りながら、この人はわかっていて訊いているのだろうな、と藍は思う。 「…レイコさん」 「ん?」 「私やっぱアカンかも」