「ゴメン、ちょっと保健室行って来る」
藍がそう言って立ち上がると、ユキもマリアもサッと顔色を変えた。
「どしたん?」
「しんどい?」
「あ、ちゃうちゃう。紙で手ェ切ったから絆創膏貰いがてら、たまにはレイコさんに顔見せとこうと思って」
「あはは、何やそうか、行っといで」
途端に空気が和む。
「レイコさんによろしくな」
「はいよ」
藍が教室を出て行ってから、ユキとマリアはそっと囁き合った。
「藍、ずっと体調いいやんな」
「うん、もう半年以上発作も出てへんもん」
「これでもう大丈夫やよな」
「うん…!」



