木の枝々で成す緑の天井が途切れると、太陽がドカンと照り付ける。 もはや夏の名残りなどという生易しい暑さではない。 ただあんなに騒がしかった蝉の鳴き声だけはいつの間にか止んでおり、季節は確実に夏の終わりに近づいていた。 「サッカー部の城島もたいしたことなかったよなー」 「ホンマそれな! かっこええし背も高いからマリアとはバッチシやと思ったんやけど」 「所詮あーゆーイケメンは幼少の頃より努力せんでも女が寄って来てたから、マリアみたいな子を満足させる腕がないねん」 「はは、誰目線?」