コロリン… と、そのとき藍の手から小さな石が転がり落ちた。 「あ、それ」 いつか悟が藍に買った淡いピンク色の小さなパワーストーンだった。 全てのことから貴方を守ります―――と 効用が記されてあったあれだ。 「お守りやねん」 そう呟いて藍がそれを拾い、大切そうに制服のポケットに滑らせた。 「そんなもん握り締めて…泣いとったん?」 悟に訊かれ、藍はコクンと頷いた。