「岩崎」 ジュースを飲んで教室へ戻る途中、一緒にいた友達が悟に話し掛けてきた。 「お前の元カノ、ヤバいな」 「え?」 「改めて見ると、やっぱめっちゃ美しい」 「ああ」 マリアのことだ。 悟の気のない返事に、そいつはバコッと足に蹴りを入れて来た。 「痛っ、何やねん」 「あんな美人と付き合えただけでもよかったやん。羨ましいぞ。俺なんか一生ないで」 「?」 「元気出せってば」 「ああ…慰めてくれてるん?」