「まぁ今回の件は、あんたにはええ経験になったと思うで。ちょっとは頭打っといたほうがええねん」 「ユキひどい…。普通言わんで、そんなこと」 「あんたの友達として言うてんの」 「頑張ったんやから ほめて欲しいし」 マリアが唇を尖らせブツブツ言い、それからパッとユキの手を取った。 「けど、こんなん無駄死にやん! 悟 鈍くさ過ぎ」 「あはは、それは言えてる」 ユキがマリアの頭を「よしよし」とする。 いつの間にか自販機前の軍団もろとも、悟の姿は消えていた。