「ふうん」 とマリアはもう一度言う。 「知らんかったわ、藍がそういう子やったなんて」 「へ?」 「藍がウチに黙って悟と待ち合わせするやなんて、思いも寄らんかった。あんたら出来とったんやな」 「ち、ちゃうやん、何勘違いしてるねん」 悟は慌てる。 「だっておかしいやろ? こんなとこで偶然会うとかありえへんし、そんないい訳ウチには通用せえへんから」 マリアが悟の目をキッと見て、そう言い放った。