雑踏の中、静かに時が流れる… 男の人に身動きできないほど強く抱き締められているのに、藍は怖くはなかった。 震える悟の胸に抱かれ、藍は一つの光景を思い出していた。 去年の夏、バイト先で過呼吸を起こしたあとのこと…