「で、車でレイプさせてもろたん?」
「あっはは、だからそれ人聞き悪いってば。
そやけどせっかく再会できたのに逃げられるなんて、がっかりやなぁ。
また楽しいこと出来るかと期待したのに」
悟は全身の血がカアッと逆流してくるのを感じていた。
(…さっきから何抜かしとんねん。今でも藍はお前のせいで…)
「……くっそ」
(殺すぞ、ボケ)
心の中で毒づく。
それでも自分の胸にしがみついている藍を、やつらの前にさらすわけにはいかない。
(ほんまなら藍は俺のことかて怖いんやぞ。それをこんなに必死にしがみついて…)
悟はそんな藍が愛しくて、感じる体温が切なくてたまらなかった。



