フッと、マリアが微笑む。 「大丈夫、悟が悪気で言うたんやないのに、気分悪くするような子らやないから。 ホンマに優しいねん、二人とも」 「うん…」 四つ目の缶を受け取り、自販機横のゴミ箱に向けて歩きながら悟は思った。 (あれはやっぱ…あの女の子がその元カレに遊ばれて捨てられたってことやんな) 自分に笑い掛けてくれた明るい笑顔を、悟は思い返していた。