高1の夏休み――
カフェのバイトで知り合った大学生の彼。
優しい笑顔が大好きだった。
『送ってあげる』と言われて乗った車の中で
その笑顔が豹変して……。
拒む私を罵倒する声も
暴れる私を押さえ付ける腕の力も
その恐怖に抗う気力を失ってしまった自分自身の弱さも
シートを倒し私の上にのしかかった
あの人の息遣いも、指の動きも
その全てがずっとずっと私を苦しめた。
その全てからずっとずっと逃れることができなかった。
これからもずっと……。
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