「へ?」 「喧嘩したやん、自分ら」 「え」 藍は少し考えて、それからバフッともう一度寝転んだ。 「なんか……とか言うたっけ?」 天井を眺めながら藍が呟いた。 「ん?」 「『マリアになんかわからへん!』とか、言うたかな…?」 寝転んだまま、くりっと藍が二人の方を向いた。 「言うた言うた」 「言われた言われた」 「はは、だってな、マリアは羨まし過ぎるねんもん。 綺麗やし、男の子は皆マリアにイチコロで、悟もバイトの熊さんもマリアにぞっこんやろ? ムカつくやん」