パッと、その瞬間目が覚めた。 自分の部屋のベッドの中に藍はいた。 「大丈夫、藍? うなされとったよ」 ユキが彼女の手をしっかりと握り、グイグイと引っ張っている。 「ああ、そっか。私早引けしたんやった」 「おばさんがええって言わはるから、勝手に上がってるよ」 ユキの横ではマリアが目を真っ赤にして、心配そうに身を乗り出している。 「えっ、マリア泣いてるん?」 藍はガバッと体を起こした。 「どしたん? 悟と喧嘩?」 「はは、藍寝ぼけてる」 ユキがボソッと言った。