「…悟はもうええから」 マリアが言った。 「あんたを傷付けてそこまで追い込んだのはウチやもん。ウチがチャラチャラしてたからこうなってん。 悟は…もうええ」 ユキがはっきりと付け加えた。 「藍のことはウチらが守るから、悟は二度と藍の前に姿を見せんといて。あんたが視界に入るだけで、藍の中で恐怖が蘇るから!」 棒のような悟は、ただ頷くことしか出来なかった。