パコッと、ユキが今度は悟の頭を叩いた。
それからもう一度足を蹴る。二度三度……
悟は防御も逃げもせずに、ユキにされるがままに突っ立っていた。
「わかってる。…俺最低やし」
「…悟」
マリアが静かに彼を見た。
「わかってるとか簡単に言わんとき。
あの日、終わった後ショックでぐったりしている藍を、あの男は携帯で写真に撮ったんやで」
「え…」
「フラッシュが光ってすぐに身を縮めたから一枚だけで済んだけど、下着も外された無防備な写真を見せられて…
次の誘いを断ったらそれを皆に送信するって、あいつは藍を脅したんやから」
マリアの瞳には涙がいっぱい溜まっていた。



