「藍、落ち着こう」 藍が漏らす息が乱れ、過呼吸になっていることにユキもマリアも気付いていた。 「レイコさんのところへ行こか」 藍の肩を抱くように手を添えたとき、マリアの手首にブレスレッドがきらりと揺れた。 バシッ 次の瞬間、藍は思わずその手を払いのけていた。 「マリアになんか マリアになんか… 私の気持ちはわからへんもんっ」 ほとんど泣き叫ぶように声を発し、それから藍は苦しそうに息を吸う。