その日の昼休み、発売されたばかりのファッション誌を3人で眺めているとき、マリアがふとページをめくる手を止めた。 さっきから雑誌に落とした藍の視線が、ぼんやりと空を見たまま動かないことに気付いたのだ。 「藍、やっぱ今日元気ないな」 「え」 「まだ調子悪いん?」 「そんなことないよ」 藍がふわっと笑う。 その笑顔をマリアとユキがじっと見詰める。 「何か違うな、いつもと」 「無理してることがあったら、ウチらには言わなあかんよ、苦しなるから」 コクッと藍が頷く。