「悟は特別やねんな?」 「ちゃんとその人に断ったん?」 「うん! 彼氏のこと大好きやから無理って言うといた。でもほら、新しい人と始まっていくときってドキドキして楽しいやろ? そこにグラッと来えへんように、うちバイトも辞めるねん」 「あはは、ようわかってるやん」 「悟 喜んだやろ?」 「それがな…」 そこでマリアはプスッと膨れる。 「あの子全然愛想ないねん。昨日もホームでちょっと喋って解散やで、参るわ」 「意外とMやってんな、マリア」 ユキが楽しそうに笑った。