(……!) 脳が痺れた様になり、藍は上手く思考出来ない。 「藍…可愛い」 耳元で囁くその声が、悟の声だとわかるまでに時間が掛かった。 「力抜いて…」 悟の声が耳の中に熱く囁かれ、唇がそのままそこに口づける。 (やめて…!) 一瞬我に返った藍が腕に力を込めた。 必死に彼の手を振り払おうとするが、悟に強く抱きすくめられ身動きが取れない。 耳元から離れた唇が頬を這い、また藍の唇を塞いだ。 深く熱く…… 心臓が物凄いスピードで早打ちしだし、藍は膝がガクガクと震えてくるのが自分でもわかった。