「そうやで。悟はマリアをちゃんと守ってくれるんやろ?」
「え」
「マリアに優しくしたってな」
藍がニッコリと悟に笑い掛けた。
「あ、うん」
それから意を決したように顔を上げ、悟が二人に訊いた。
「マリアは、その……男を次々に替えていくってホンマ?」
(ホンマホンマ)
(うん、ホンマやで)
と二人は思ったがまさかそんなことは言えない。
「マリアは美人やからな、別れるときは常にマリアのせいにされる。あの子言い訳せえへんし悪女のレッテル貼られてんねん」
藍はそう答えた。
ユキも悟を言い含める。
「確かにマリアは恋に奔放なとこあるけど、冷たいから男を捨てるんやなくて、逆に情に厚いからこそ、どんどん人を好きになるっちゅうか…まぁ惚れっぽいんやね、即ち」
(ん? ユキそれ全然フォローになってないで)



